冒頭の数分間がすげー！
"モンスター·パニック"やらジョー·ダンテ版"ピラニア"やら、造形が放送禁止レベルの"えちえち宇宙生物"？やら、ロジャー·コーマン印の過去作のモンスターたちが景気よく大暴れするタイトルバックは☆７つ！

でもそこから先の、なんぼなんでも予算削りすぎの"まったり"した展開は、☆マイナス６つです、好きやけど。
モンスターなんて一匹も出てこないうえに、肝心の吸血エイリアンは最初から最後までMIBスタイル(ダークスーツにサングラス)で押し通すフツーのおっちゃんですから。(笑)

そんな映画本編の唯一の救いは、ヒロインを演じるトレイシー·ローズのプリチーな"コスプレ七変化"ですね♪
彼女のがんばりに、☆ふたつ and a half を進呈いたしましょう。

それにしても、冒頭に出てきた生殖器崇拝の御神体みたいなモンスターは、いったいどんな映画に出てるんだろ。
気になる～。

(*≧∀≦)) … THE END ？

• #真夜中のグラインドハウス♪
• #ウェルカム地球外生命体♪

1988年公開。本作でのロジャー・コーマンは製作総指揮というポジションになるんだろうか？本当に堂々たる低予算っぷりで、B級SF映画のTHE 王道。つまり最高という事です。
あと個人的に最大の鑑賞動機はもちろん主演のトレーシー・ローズ。言うまでもない。彼女にとってはこれが初めての一般作品らしいけど、普通に自然な芝居が出来ていて泣ける。そしてやっぱりカワイイ！ナースルックを基本に衣装＆ヘアメイクのコスプレサービスもあってしっかりファンの期待に応えているのもエライ。
エイリアンが使うスカウターみたいなプロップが他のSF映画の使いまわしなんだけど、それが何なのか思い出せない…

先日レビューした「美女とエイリアン（1957）」のリメイクで、この度の主役はトレイシー・ローズ。
未成年でのポルノ出演がバレて業界から追放状態だった彼女の復帰作なんだそうです。

オープニングではレトロな電子音楽に合わせて数々のクリーチャーやグロシーンが登場。
「何と大胆なリメイク！期待大！」と思ってたんですが、クレジットの最後に「ジム・ウィノースキー」の文字が…。
おやおや、これって前観た「シャーク・プリズン」の監督さんじゃないの…？っていう不安は的中。
完全なる開幕詐欺で、本編にはクリーチャーもグロも一切なし、オープニング映像も他作品のカットを継ぎはぎしたものだった…やられた～(笑)
てかジム・ウィノースキー監督ってロジャー・コーマンのお弟子さんだったのですね。

本編ストーリーはオリジナル版とほぼ同じ。
トレイシー・ローズがナース役で、本作で出て来る宇宙人もオリジナル版と同じくスーツにサングラスという出で立ち。
ただトレイシーというだけあって、やたら可愛らしいナース服や水着におっぱいといったエロ要素があからさまに追加されており、もはやトレイシーのコスプレ映画と言っても過言ではない。
エンディングの演出も丸っきり同じで笑っちゃいましたが、本作みたいにゆる～く楽しめるほのぼのSFホラーといった趣も、これはこれで有りなんじゃないかなと思う。

個人的には黒いパーティードレスのトレイシー姐さんがキレイキレイだったので充分お腹いっぱい満足いたしました。