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リストラ・マンのhasisiのレビュー・感想・評価

リストラ・マン(1998年製作の映画)
3.2
「月曜日症候群かい?」

1999年、米国。
ピーターはイニテック社に務めるプログラマー。休日も出勤させられ、仕事の多さにストレスMAXだが、嫌とはいえない臆病な性格。
悩みや不安を取り除くために睡眠療法を受けるのだが、治療中に医師が心臓発作で死亡。催眠が解けなくなってしまった。
覚醒したピーターは、好きなだけ眠り、気になる女性をお茶に誘う自由人になった。

1999年製作。会社勤めを題材にした、犯罪コメディ映画です。
監督・脚本・製作は、コメディアニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』のマイク・ジャッジ。
エクアドル生まれの、米国ニューメキシコ州育ちです。

【主な登場人物】
[サミール・ナイニネジャド]坊主。
[ジョアンナ]ウエイトレス。
[トム・スマイコウスキー]肥満の先輩。
[ドリュー]金髪の嫌な同僚。
[ピーター・ギボンズ]主人公。
[ビル・ランバーグ]仕事を沢山くれるサイコーな上司。
[ボブ・スライデル]リストラ・コンサルタント。
[ボブ・ポーター]ボブの相棒。つるつる。
[マイケル・ボルトン]眼鏡。
[ミルトン・ワダムス]遠視用眼鏡。
[ローレンス]隣のロン毛。

【感想】
オフィスを舞台に、頭のネジが外れた人が描かれています。

パソコンのモニターがブラウン管で、まだ分厚かった時代の話し。世代が合えば楽しめる、かもしれません。3.5インチのフロッピーディスクが懐かしいです。現代との共通点は多いかも。

一応、エンジニア時代の経験に基づいて書かれていますが、その辺は、期待しないほうがいいです。

のんびり雑談してくれるので、おおらかな気持ちになれます。

興行的には失敗だったのですが、当時の時代背景にマッチしていて、ケーブルテレビでリピート放送されるなど、カルト的な人気を博しました。
今見ても自己啓発系の匂いがプンプンするので、少し危険かもしれません。

短編が得意な監督の長編2作目。初の実写映画なのですが、やや構成に難があります。
よほど共感できる人でなければ、ほぼ睡眠導入動画です。
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