ハル

花咲く乙女たちのハルのレビュー・感想・評価

花咲く乙女たち(1965年製作の映画)
4.1
舟木一夫って名前聞いたことある!くらいしか昭和映画の知識がなかったけど、満足度高かった。

正直昔の映画ってお決まりのストーリーだと思って舐めていたので(失礼)最初はそれを楽しんでいた節があったのだけど。
でもその地で暮らす人々の懐の深さとか厳しい生活を気丈に生きる様から気づかされることも多かった。ヤクザは嫌い!と拒否する彼女と、ヤクザになったにもワケがあるはずと諭す彼。人情というのはこういうものなのかな、と少し当時が羨ましくなったり。
製糸工場に見学に行った時に感じた、女工さんたちの仕事人としての誇りを見ることができたのも嬉しくて心に残った(それまで「搾取されて可哀想」の文脈で触れることが多かったので)。


・今とは違う発声、喋るスピード、仕草、それらが興味深くて見入ってしまった。
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