観る前は「トンデモな珍作か…？」と構えてしまいましたが、思いの外キチンとエンタメ出来てる作品でした。
真面目に突っ込んだら負け、な日本…というか侍・サクラの描写に最初は「アホの子…というか…足りない子…？」とハラハラしてしまいましたが、時折はっとさせるセリフからは「あっ、ちゃんと自尊心のある奴なんだ…」と、きちんと共感・好感を抱けました。
そしてクライマックス、とはいえ若干“下”に見ていたサクラの行動の勇敢さ（本人はいたって無自覚ですが）が２人に“このままじっとしてたら漢が廃るぞ…！”と波及する様子には、恥ずかしながらストレートに熱くなってしまいました…！
スイスに恩が出来る件（川で溺れる所を助けられる）の描写があまりに無理矢理だったり、物語終盤、能動的に行動してるのは主人公たちよりむしろ悪役の方になっている…など、“突っ込みどころ”というより、“もっと良くなった可能性”も決して少なくないかもしれませんが、嫌いにはなれない一本です。この三人にまた会いたい…w
