日本人のJCが売春組織の餌食と
なり、ヤク中で死んでしまうと
いう、ショッキングな展開。☆
バブルで勢い付いた日本への
曲解描写にも拍車が掛かってた
のかな。日本公開が見送られた
ってのも理解できなくもない。
アメリカ人からビジネスマナー
を学ぶ、どことなく怪しい眼鏡
の“日本人”。
庭園つきの立派な日本家屋の
自宅に帰ると、妻に浮気を追求
されるが、
「お前では満足できんのじゃ」
と屈服させるのだ。ひどい…。
日本では、満員電車での痴漢は
当たり前。やられた被害女性は
ただグッタリと泣き寝入り。
俺達のブロンソン兄貴も今回は
ファッキン・ジャプニィヅ!!
なワイルド刑事。
ロスの高級ホテルにたむろする
着物のバブリィな日本人連中に
「早よ車どけんかいワレ!!」
とブチ切れるのだ。☆
沸点の低さ、無茶ぶりも健在
だが、68歳という年齢からか、
少々控え目な感は否めない。
てか、あっちの警察の定年って
どうなってんの?
しかしながら、火薬量の多さや
ヒアブクレーンの大暴れなどに
助けられて、ブロンソン映画と
しては満足のいくアクションと
勇姿を見せてくれている。☆
タイトルになっている“禁じ手”
とは、
「ビジネスシーンにおけるNGの
話題」
と劇中で言われているが、本作
において、真に意味する所は…
「ブロンソンの逆鱗に触れる
禁断の愚行」
←
という事で間違いないだろう。
この時期の多くのアメリカ人が
日本の急成長に感じていた、
ある種の危惧に対する牽制の
意味もあったのだろうか…。