takanoひねもすのたり

オールモスト・ブルーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

オールモスト・ブルー(2000年製作の映画)
3.0
数年振り再鑑賞。

被害者の顔面を破壊し衣類を引っ剥がして、それに着替えて被害者に成り代わる(という理由で殺人を繰り返す)シリアルキラー。
その事件の担当の女性刑事と、盗聴マニアで盲目の男性がタッグを組んで殺人犯に迫る話。

基本的に雰囲気映画。
ふんわりした脚本なので、物語的にあまり面白味はなく。
淡白、淡々としている。

タイトルにもなっている、コステロの『オールモストブルー』が劇中で流れ……何度も流れ過ぎですが……雰囲気に一役買っています。

犯人像は見た目インパクトあり。逃げ足早く、その場その場で切り抜ける手口も容赦ない。
物的証拠はがっちり残しますが 笑
キャラは立っているのに活かしきれてないのが惜しい。

冒頭の血まみれの手でキーボードを打つ場面とか、犯人がトランス状態になるシーンの細かい編集のカットとか、全編すくんだブルーっぽい色がかかった画面がラストシーンだけ外で息が通るすがすがしさとか、絵としてはっとするような箇所はあるのですが、いかんせん物語に起伏がない💧

被害者のピアス引き千切って、自分も同じく乳首ピアス入れようとしたら痛さで吼える場面が何故かカッコいいMV風になっているので、一瞬騙されるけど、乳首に針通して「いてぇえええお兄ちゃあああん!!!」って叫んでるだけかも知れないと思ったら少し笑ってしまった 笑