中身の無い薄っぺらいサスペンス。
「ラストサマー」に似ているかと思いきや、二段オチ三段オチをやりたいが為に破綻しまくった脚本に唖然。
全体を通してソフトフォーカスで捉えた映像はどこか夢の中のようで、まさか夢オチかとも思ったが強引なご都合主義的展開で萎え萎え。
役者の演技も酷い...酷いどころじゃないか...
彼らのおかげで、狂気にまみれた物語なのに全く狂気を感じなかった。
カメラワークと編集も酷い。
必死に走る人物をカメラが追うのだが、時折見失いそうになる。
ただブレてるだけの映像を見て緊張感など感じるはずもなく...
編集のぎこちなさは素人並で、一連のシークエンスを違和感なく繋げる事が出来ていない。
ラストの左右対称の構図も勘違いしちゃってる監督のしたり顔を想像すると相当寒い。
最近観た映画の中では一二を争うつまらなさだった。
