takanoひねもすのたり

バーサーカーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

バーサーカー(2004年製作の映画)
3.8
ガブリエルバーロス監督の悪魔の生贄系のスラッシャースプラッターホラー。

4人家族が旅行中、車のタイヤがパンクして困ったところに田舎の雑貨屋があり、そのおばちゃんが親切に「うちの孫が直せるかも」とご自宅へご招待………ところがそこはキ○ガイ家族が住んでおりという、既に山程観たような筋なのですが、全てがなんだか変です。

まず家族を殺され唯一生き残ったティナ。
脱出するにも囚われの屋内で「誰かいるの?」と叫ぶアホ、キチ○イ家のババアが同席しているのに「助けてー!」と訴えるおバカっぷり。
一度ゲーム「MGS」シリーズをプレイするが良いと思うぞ!!!

ティナに好意を寄せるキチガ○家の良心である頭が巨大カリフラワーなブレイン君。
全裸でフルチン(ぼかし無し)竿を左右にぴしぴしさせ街中を全力疾走を夢想…君は一体どういう性癖だ。
彼は哀れにもラフレシアの如くカリフラワーをくぱあさせ絶命、中から零れ落ちるダイス……何言ってんだと思うのですが、そのままです。

さて、新たにジジババのバイカー集団がこの一家に襲われるものの、仲間のひとりのジジイが上半身裸、ヨタヨタ歩きで今にもお迎えが来そうな貧弱さとは裏腹に、○チガイ家の必殺皿投げ職人の小人と対決。
みごと相手を倒し、ヨタヨタとババアと去ってゆきます…おい、何か展開がおかしくないか?

そしてジャケットではイケてるサージョンですが、意外に影が薄い。本当に薄い!

そしてラスボス?クリエイター登場。
股間にダイナマイトってあんた……。
ボディビルダーなポーズを決めて筋肉アピール。いやだからリングから下りてこいよ…と思ったら、お腹に何か格納器が!!笑

ティナが監禁される部屋が新聞で埋め尽くされてたり、何か奇妙な肉塊が培養されてたり、死んだ筈の家族が出てきて「許すことも必要だよ」と白ハト白ウサギで善を問いだしたりと、ことごとく展開が予想の斜め下を行くので、何処からか理解するなあきらめろ…という幻聴が聞こえたような…笑

すこぶる変わり種スラッシャーホラー(ヘンテコ)としてアルバトロスコア作品でも、どんとこいとお楽しみいただける方向けです。

尚、エンドクレジットのBGMはかなり悪趣味です。
何故この暗黒さを本編に出さないのか疑問😅