Jimmy

ゼロへの逃避行のJimmyのレビュー・感想・評価

ゼロへの逃避行(1950年製作の映画)
3.8
ロバート・ミッチャムが医者を演じて、フェイス・ドマーグ(正しくは、フェイス・ダミューアと発音するらしい)が悪女ぶりを見せてくれるノワール映画。
なかなか面白かった。

医者ジェフ(ロバート・ミッチャム)と看護士女性ジュリーは職場恋愛している仲だが、自殺未遂の女マルゴを医者として救ったジェフは(恋人ジュリーがいるにも拘らず)マルゴとイイ仲になる。
ただ、マルゴの夫(クロード・レインズ)は資産家だが、ジェフと取っ組み合いになった後で死んでしまう。殺人事件。
この時にジェフは殴られて、車を運転しても眠りそうになるフラフラ状態が続く。
しかし、このマルゴという女性、ジェフと逃避行をして、カリフォルニアからメキシコへ国境越えをしようとするのだが、ジェフが意識朦朧となって国境越えを諦めようとするとサッサと彼をおいて一人で国境越えを目指す。「なんという薄情な女だろう」と思っている観ていると、国境を越える時にジェフがヨロヨロと近づいて来た。
「身分を劇団員と偽って国境越えしようとしているのに、ジェフが登場したら国境の監査官に自分が国境越えできなくなる…」と思った女性マルゴは、なんとジェフを拳銃で撃つ!…「なんという身勝手な女!」という驚き。

逃げている二人がピンチになる展開もあり、逃避行ものとして結構面白かった。
監督はジョン・ファローであり、女優ミア・ファローの実父である。
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