えり子

ゼロへの逃避行のえり子のレビュー・感想・評価

ゼロへの逃避行(1950年製作の映画)
3.8
「サスペンス映画コレクション」の3本目です。
ラストが御都合主義のハッピーエンドで、少しがっかりでした。
しかし、逃避行がスリルに満ちて、メキシコに行くまでの、二人に絡む人物、車のディーラー、質屋などみな卑しく、金の亡者で高潔な精神などない。人を殺して、金を持って逃げる二人のほうが人として上等と思えるくらいでした。昔は国境を超えたら、犯罪者も安心だったんですね。
女性が唯一の情報源のラジオを聴きたがらず、線まで引っこ抜く。
それで、彼女の虚言癖がわかる。
ロバート、ミッチャムは作品紹介にあった通り「迫真の演技が秀逸」でした。頭痛やめまいで苦しむ様は、自分も数日前まで層でしたので、演技とは思えなかった。季節も今の日本の酷暑と同じで暑そうだったわ。
えり子

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