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マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡のYYamadaのレビュー・感想・評価

3.7
【スポーツ映画のススメ】
マーシャルの奇跡 (2006)
◆競技名:
🏈アメリカン・フットボール
◆競技の舞台:
 米国大学アメリカンフットボール
 マーシャル大学「サンダリングハード」

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・ウェストバージニア州の小さな町にあるマーシャル大学。同校のアメフト部は強豪チームとして知られ、地元の人々の誇りとなっていた。ところがある日、チームを乗せた飛行機が事故に遭い、選手とコーチ75人が帰らぬ人となってしまう。
・町中が悲しみに暮れ、大学はアメフト部閉鎖しようとするが、遺された部員の声かけにより学生らが反対を表明。学長もチーム復活に向けて動き出すことになる。 ところが選手はおろか、コーチも見つからず、チーム復活は難航を極めるなか、他大学でコーチを務めているジャック・レンゲルが、名乗りを上げる…。

〈見処〉
①名門アメフト部に訪れる奇跡!
 実話に基づく再生の物語。
・『マーシャルの奇跡』(原題: We Are Marshall)は、2006年に製作された、スポーツドラマ映画。 監督は『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ以外で初めてメガホンを取ったマックG。主演は『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(2005)が興業上失敗し、低調期にあったマシュー・マコノヒーが務めている。
・チャーター機に搭乗した、37人の選手、25人のサポーター、8人のコーチ、そして5人の乗務員…。本作は1970 年11月14日に起きた「アメ リカのスポーツ史上最大の悲劇」サザン航空932便墜落事故による75名の
全員死亡の失意の底から再生していく姿を、実話を元に描いた感動ドラマである。
・65百万ドルの製作費に対して、興行収入は44百万ドルと興行面では失敗に終わった本作は、本作日本では劇場未公開。2008年6月『マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡』のタイトルでDVDが発売されている。

②結び…本作の見処は?
映画大国アメリカでは、アメフトを題材にした良作が多いが、本作もご多分に漏れず、その対象である。
◎: チャーター機に搭乗しなかったメンバーの行動をきっかけにドン底から這い上がるチームに胸が熱くなる感動実話ドラマ。終盤の墓地を前にした団結シーンは胸アツ。
◎: 選手ではなく裏方にフォーカスを充てている。学長よりも地元の名士のほうが権力があるのは、アメリカさながら。
○: マシュー・マコノヒーが陽気で熱いハートを持つHCを好演。
○: ケイト・マーラ、『アベンジャーズ』のファルコンことアンソニー・マッキー、『ジョンウィック』の支配人役が有名なイアン・マクシェーン、T1000のロバート・パトリックなど、助演陣も充実。
▲: 悲劇のあとの再生エピソードは、ご都合主義の寄せ集め感あり。
×: 邦題が長くてウザイ。
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