マッサージ屋

座頭市あばれ火祭りのマッサージ屋のレビュー・感想・評価

座頭市あばれ火祭り(1970年製作の映画)
4.0
喧嘩の助っ人に加わった市(勝新太郎)だが闇公方(森雅之)による闇年貢の取り立てと知り闇公方の子分達を斬り捨てた。
闇公方の逆鱗に触れ市の殺害指令が広範囲に伝わった。
その夜、妾市で旗本の元妻(吉行和子)が競りに出され売られる様を見た市は彼女を救い宿で一夜を過ごす。
ところがその元旗本で現在は浪人(仲代達矢)にその事を知られ、彼からも命を狙われる市だった・・・。

勝新太郎劇場版シリーズ第21作目。

最終作を先に見てしまったのですが、それと同じように色んなエピソードとキャラクターを詰め込みまくってます。
ストーリーラインがひとつではないというか。
ある意味贅沢といえば贅沢な作りですけどね。

それもこれも座頭市の敵役キャラが濃いってのもある。
仲代達矢に森雅之、さらには大原麗子やピーターまで座頭市の命を狙いますからね(笑)
ほぼ最初から最後まで命を狙われっぱなしの市さんです。

銭湯で殺陣シーンというかなりコミカルなものも。
今で言えばアキラ100%ばり(笑)に風呂桶で股間を隠しながら斬りまくる座頭市です。
コミカルですけど鮮血はエグいですけどね。

欲を言えば仲代達矢とのサシの勝負はもう少し見たかった。
でも見応えある作品でしたよ。