まや

ベン・ハーのまやのレビュー・感想・評価

ベン・ハー(1959年製作の映画)
4.2
新年1発目鑑賞。ベンハーと宿敵メッサラがかつて同性愛関係にあった、という公式裏設定の存在を映画『セルロイド・クローゼット』を観て知りその印象が強すぎたので鑑賞中どうしても悪役メッサラを憎めず複雑な気分に。
愛と憎しみを(少なくとも途中までは)善悪の二項対立に収めることなく俯瞰的に描いていたのが良かった。ラストの突然の「奇跡」は個人的に好きになれなかったが、この物語における現実がこの世界史にあるのではなくあくまで神話/聖書にあるということを明確にしている点で面白い。戦闘馬車のシーンは圧巻。
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