古代の伝説や史詩のようなテーマにした長編映画。ベン・ハーという英雄のような人物の波瀾万丈の熱い一生を語る。ローマとユダヤに関わる政権や戦争の背景、宗教の歴史などを描く壮大な物語。
アナロク時代に取られた映画だが、戦争や競馬（馬車）など、数々の場面が非常に迫力がある良い映画だ。それは、リアル感を持たす美術道具の制作や拘った撮影、そして役者の演技のお陰と思う。特に末尾の馬戦車の競走の場面は本当に素晴らしかった。
イエスの人物像を敢えて顔出せず、後ろ姿や周りの人物の表情や言動のみで、側面からの描き方は、神聖な雰囲気を完璧に伝えて本当に良かった。
