ダイナ

SFダンジョン・マスター/魔界からの脱出のダイナのレビュー・感想・評価

2.9
ジャケ買いならぬタイトルに惹かれ内容知らずレンタル。主人公ポールが謎の男に7つの試練を課される。7つの試練というのが複数の監督でそれぞれ担当分けして撮ったらしく、確かに各試練はバリエーションに富んでいて、ゾンビや偉人や巨像や殺人鬼etc...一作で7度美味しいお得感。しかし毎度試練が決定打に欠ける終わり方で締まりが悪く(クリア条件が微妙に納得いかない試練が少々あり)、クライマックスが盛り上がらない印象。会話のつながりに不自然さを感じ、ヌードや全身タイツ等官能的な雰囲気にこの映画のターゲット層がどこだったのか不思議に感じました。

ダンジョンマスターとありますが地下迷宮的な要素はありません。訳のわからんまま進んでいく展開はまさに夢。まるでファンタジー系のゲームをプレイ中に寝落ちした時に見る夢のような映画。アクションシーンのクオリティが高かったら印象が変わったかもしれません。フォーマット(一本筋に複数監督が各パート担当)だけを借りてリブートしてみたら面白そうだと思う作品です。
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