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ブラッド・エイプリル・フール
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『ブラッド・エイプリル・フール』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.3
いじめっ子たちのイタズラのせいで大火傷を負って精神まで病んでしまった童貞くんが、同窓会で復讐するスラッシャーホラー。

全く同じタイトルで同年リリースの『April Fool's Day』が権利を先に取ったせいでタイトルが『Slaughter High』へと変更となってしまった可哀想な作品。ちなみにオリジナルタイトルを原題としてリリースしてるのは日本だけのようです。

エイプリルフールの日に、クラスのビッチか冴えない研究好き童貞マーティくんにヤらせてあげるよと迫ったもんだから、マーティくんも本気にしちゃって(しかも童貞なのに、俺セックスマシーンだからと痛い嘘までついて)全裸になったとこをビデオ撮影されてしまう。さらには自分でやってる研究道具にもイタズラされて、研究室ごと大爆発で大火傷。アメリカのエイプリルフールは派手ですな。

そんで何年後かわからないけど、廃校となってしまった校舎にクラスのみんなが集まり同窓会してる時に、復讐に燃えるマーティくんも紛れ込んでひとりずつ消していくというお話。

面白いのが、復讐の相手でもなさそうな廃校の管理人のおじちゃんが最初にヤられるところ。しかも無断侵入して同窓会を楽しんでる若者たちに、「真夜中に見回りに来る」とか言うもんだから、てっきり途中で緊張感に緩急つけるための要員として使われるのかと思ってたから笑った。

その後は若者たちがひとりずつ消されていくんだけど、ビールを一気飲みしたらお腹がドロドロ溶け出して内臓溢れてきたり、湯船に浸かってたら蛇口から硝酸が出てきて骨だけになったり、ヤってる最中のベッドに高圧電流を流して文字通り昇天させたりとなかなか過激。特に硝酸風呂のとこは、顔面の皮膚が溶け落ちていくのをストップモーションアニメ的なのでわざわざ見せてくれるというこだわりよう。

タイトル的にどこまでがエイプリルフールネタなのかな〜とか色々考えて見てたんだけど、最初に死んだ管理人のおじさんの死体がこっそりと瞬きしたのが一瞬映ったから、なるほど〜とか思ってたら、最終的に斜め上な方向に行っちゃって、そこも笑いました。

いじめっ子たちはクソ野郎だらけだったので、自然とマーティくんを応援しちゃう楽しい復讐劇でした。ただ撮影直後にマーティくんの俳優さんが亡くなってしまったのが悲しい…(T . T)
イジメたら殺されるんだよ。
それでもあなた、イジメますか?


なんでエイプリル・フールって嘘ついて良い日なのか全然知りませんが、ついてよい嘘もある反面、ついちゃいけない嘘もあるわけでして。
「嘘だぴょ〜ん♪」じゃ許されない、シャレにならないイジメをやったら復讐されちゃったよ系のスラッシャーホラーです。
エイプリル・フールを題材にしたスラッシャーは他にも「エイプリル・フール/鮮血の記念日」がありますが、それとは別物。
こちらの方が内容的にもシャレになってないですよ。

化学オタクのマーティは、学校一のセクシー美女キャロルに「ねぇ、私とセックスしましょ♡」と誰でも嘘だと分かりそうな誘いを受けて大ハッスル!
「僕ってば、ほらセックスマシーンだからさ」などと、これもまた
ジョークにもなってないバカな嘘を捲したてながらシャワールームへ向かいます。
当然これはエイプリル・フールの大嘘。
チンコも露わになったところで記念写真を撮られ、更には便器に頭から突っ込まされます。
チンコを突っ込もうと思っていたら自分が便器に突っ込まれる羽目になろうとは!
これだけでも完全に犯罪なのですが、今度は薬品を使って実験中に変な薬品を混ぜられ大炎上、アタフタとしているうちに硫酸入りの瓶が落ちてきて顔に液が直撃!
哀れ、マーティの顔半分は醜くただれてしまい、正気を失った彼は精神病院に入れられてしまいます。
でも、事件にはならず事故扱い。
いじめっ子集団もそんなことはスッカリ忘れて数年の時がたちました。
卒業したキャロルなんて、ちゃっかり映画女優になったりして、みんなそれぞれ人生を謳歌しているのですが、いじめた方は忘れてもいじめられた方は一生忘れる事は無いのです。
そう、マーティのストライクバック、スタートDEATH!

同窓会があるってんで、現在は廃校になっている母校へとやってきたいじめっ子たち。
中へ入るとパーティの用意がしてあり、とりあえず楽しむことにします。
当然、そんなのはマーティの仕掛けた黒い罠!
劇薬入りビールや硫酸風呂、セックスをおっぱじめれば電流ベッドで死のエクスタシー!
持ち前のスキルを活かした悪魔トラップによって、次々といじめっ子たちへの復讐を遂げるマーティ。
うむ、その調子で頑張れ!
だって、あいつら死んで当たり前の犬畜生ばかりだしね!

ファイナルガールは、分かりやすくキャロルで、最後の1人になってからのグダグダの攻防がちょいと飽きます。
しかし、そこからのラストが「おっ!」と思わせる凝った締め方をしていて楽しかったです。
タイトルにエイプリル・フールと入っているだけあって、ちゃんとエイプリル・フールネタをぶっこんでくるのですが、それだけで終わらせないところがニクいね!
「ゾンビ」や「マニアック」をパクったようなカットからの、病院の場面は悪くない流れでした。
ラストカットもキモくて、最後までサービスが行き届いていますよ。

ただし、アイデア溢れる殺害方法は評価できるもののスプラッター度は低く、思ったより派手さはありませんし、とにかく暗い場面が多くて何が起きているのが分からないのが観ていてストレスがたまります。
ほぼ、セリフしか聴こえてこない場面がざらにある(汗)

それと、後半はテンポよく人が殺されてゆきますが、最初の殺人までがちょいと長いのでダレますね。1人目の犠牲者がでるまで約40分かかります。
それまでは、ボンクラたちの下らないお喋りを聞く時間が殆どなのが辛いところ。
ここで心が折れないように気をつけましょう。


エイプリル・フール映画だからなのか、やたらとバカっぽくて軽い劇伴を担当したのは「13日の金曜日」も担当したハリー・マンフレディーニ。
本作では、ちっとも怖くない曲ばかりで徹底しています。

キャロル役は当時のセクシー女優代表、キャロライン・マンロー。
製作時は既にアラフォーだったらしく、どこからどう見ても高校生には全く見えないのはご愛嬌。
因みに、彼女に仕事を依頼するプロデューサーの部屋には「ブラッドピーセス/悪魔のチェーンソー」のポスターが貼ってあったりします。


のらりくらりとトボけた雰囲気の、良くも悪くも80年代スラッシャーでしかありませんが、妙に気を引く一作。
「硫酸で、あんな簡単に顔の皮膚がズル剥けて骸骨にはならないよ!」
などと正しいツッコミをしながら観る映画でしょう。
暗所だけはいただけませんが、胃袋爆殺や高圧電流デスセックスなどの珍場面は他では中々見られない代物!
お好きな方は是非一度、お風呂に入りながらでも、スマホやタブレットで観てみてくださいね。
そうすると、たぶん蛇口をひねったら硫酸水がドボドボ出てきます!合掌〜!


某動画サイトにて(日本語無し)
ノッチ

ノッチの感想・評価

3.5
4月1日のエイプリルフールの日、高校でクラスメートに苛められているマーティンは、素っ裸にされて便器に頭を突っ込まれ、化学室で硫酸をかぶり病院に入院する羽目になる。

マーティンは顔の怪我よりも、むしろ精神がヤられてしまった。

5年後、エイプリルフールの前日に同窓会の案内が来ていじめっ子が高校に集まるが、高校は既に廃校となっていた。

皮肉な事に、この同窓会も4月1日であった。

『ハロウィン』『プロムナイト』に代表される80年代スプラッターの名作。

『エイプリル・フール』(1986)(ビデオタイトル:『エイプリル・フール/鮮血の記念日』)ではないのでお間違えなきよう。

さて、本日はエイプリルフールですが(ついでに新元号が「令和」に決まった日)、『エイプリル・フール』派と『ブラッド・エイプリル・フール』派が雌雄を決する日らしいですね。

どっちも良さがあるので甲乙つけがたいですな。

この作品の内容は、一言で言ってしまえば『キャリー』などのように虐められっこの復讐劇です。

ブチキレすぎて、それが残忍な殺人手段を取るといった流れですね。

正直コイツらがやったのはイタズラの度を越えて、陰湿な犯罪級のイジメです。

なので観ててめっちゃスカッとしました。

まさに因果応報。

これほど80年代のアメリカン・スラッシャー映画っぽいスラッシャー映画ってそう無いんぢゃないか、と思うような映画です。

緊迫したシーンで流れる音楽も、『13日の金曜日』のパクりみたいで雰囲気あります。

と思ったら、今作の音楽担当はハリー・マンフレディーニという人で、『13日の金曜日』も担当してたんですね。

似てるはずです。

ヒロイン役のキャロラインさんは1950年生まれなので当時36歳。

いくら美人な彼女でも高校生を演じるには無茶が過ぎる。

大学4年生くらいならちょうど良かったかも。

この作品は、当時のスラッシャー系他作品と同じく予定調和的なストーリーがラストまで続く。

殺人鬼のあのジョーカーの仮面はいいと思うけど、服装はなんとかならなかったんですかね?

ジーンズにジャンパーって・・・。

そんで命に危険が迫っている切迫した状況の時に、「実はずっとアナタの事が好きだった」と、セックス始めるアホカップルも登場。

今なの?

それ、今ヤラなきゃダメなの?

どうしてもヤラなきゃダメなの?

アホか!

もう同情の予知無しです。

今作の殺人鬼は、ジェイソンやマイケルみたいな筋肉バカの殺人鬼と異なり、その惨殺方法も実に手が込んでいる。

化学オタクなので化学の力を生かしてるってことなんでしょうね。

ドリンクに仕込んだ謎の薬品で男のお腹がボコボコ動き始め、腹が裂けて腸が飛び出て即死とか…。

他にも硫酸風呂の女とか、車に下敷き、絞殺、高圧電流とかバラエティいっぱい。

見ていて笑顔になれる殺人シーンがたたみかけるように繰り出される。

しかしグロ描写は腸がデロリと溶けて骨だけになるとかくらいなので、苦手な人でもちょっと我慢すれば大丈夫。

殺し方は趣向をこらしててテンポもまあまあなので、興味がある人は見て損はないかも。

ただ、舞台はアメリカなのに役者はなぜかほとんどイギリス人。

英語を無理してアメリカ風に話してるため、妙な違和感がある。

余談ですが殺人鬼を演じたサイモン・スカッダモアは、本作の出演直後に謎の薬物自殺をしているんですね。

そういう意味で曰く付きの作品でもあります。