nori007

ファンのnori007のレビュー・感想・評価

ファン(2016年製作の映画)
4.0
今週は、自分の中でシャールク特集。
本日は、あの名作ファン。

ちょうど、とあるタレントが脅迫を受けているとツイートがあったばかり。
そう、有名人は毎日のように誰かにつきまとわれてる。

この映画の画期的なのは、ほぼ実在のシャールクのようなスーパースター
そしてかなりエキセントリックなファンの物語。
その両方をシャールクが演じるという。なんいう作品なんだ。。。
当然どちらにも感情移入してしまう。

しかしこのファンの狂気性がどんどんあらわになっていく。
身勝手だから?愛が強すぎるから?発達障害なのか?
理由はさまざまあるだろうが、犯罪行為は罰せられなくてはならない。

途中の逃走劇では最高のアクションがある。
それはチョコレート・ファイターや007に匹敵するレベルのアクションだ。

時期にシャールク対シャールクの究極のバトルへと向かう。

名作である。


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2017/01/05 02:15
ファン(2016年製作の映画)
4.0
シャー・ルク・カーンが本人そのものの大スターを演じ、そのスターに憧れる青年も演じているという正にシャー・ルク・ファンならばどちらにも感情移入してしまう作品。
シャー・ルクが一人二役を演じているのだが、顔つきといい、体型といい、若さといい、どう見ても二人いるようにしか見えない!見た目だけでなく演技分けのすごさも素晴らしい。

自分もよくイベントに行くのだが、その大半はまともなお客さんなのだけど、一部に過激なファンがいて、ほんの一握り本当におかしい人がいる。ニュースやネットを見ていても人気スターには必ずアンチも張り付いていて、コミュニケーション障害の人も多いし、実際好きすぎるがゆえに事件まで起こしてしまうことも多い。人気スターになるにはこうした問題も必ずついて回るので本当に大変だと思う。

そうした大スターの側と大ファンの側を両方の細かい心理描写まで演じてしまうシャー・ルクにかなりびっくりしてしまう。途中に挟まれるアクションもジャッキー・チェン映画や007と較べても遜色ないほどのクオリティ。残念ながらダンスシーンはないのだけれど、こうしたエンタメ界を一歩引いた視点で冷静に見せてくれ、かなり背筋が凍る作品であった。
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