kazマックスグローバーレッド

デス・ハントのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

デス・ハント(1981年製作の映画)
3.6
ちょっと前にカール・ウェザース追悼で『ロッキー』第一作を再鑑賞したこともあってまだ未見のカール・ウェザース出演作品を鑑賞。1930年初頭にカナダ北部の雪山で罠猟師アルバート・ジョンソンの逃亡を描いた実話ベースの映画化。主演は我らがチャールズ・ブロンソン。カール・ウェザースは警察隊長リー・マーヴィンの助手ジョージ・ワシントン・リンカーン・ブラウン役で共演。

「デンッ・デンッ・デンッ・デンッ」のロゴは出てこないけどゴールデン・ハーベスト制作映画で配給は20世紀FOX。

チャルブロ演じる猟師アルバート・ジョンソンが闘犬で傷付いた犬を買い取り山小屋で一緒に暮らすも元飼い主が仲間と共に因縁をつけてきて銃撃戦に。しかしこのアルバート・ジョンソンはただの猟師ではなく元特殊部隊なのでした。今では数多ある「ナメてた相手が実は…」系映画を1981年の時点で既にチャルブロがやっています。

警察隊に周りを囲まれ山小屋で立てこもるチャルブロは後の『ランボー』第一作そのもので、必死に逃げるチャルブロと執拗に追いかけるリー・マーヴィンの関係は『逃亡者』のリチャード・キンブルとジェラード警部。雪山の追跡劇は『レヴェナント』で狙撃合戦は最近じゃ『ゴールデンカムイ』の尾形と谷垣を想起させ他の映画や漫画のいいとこ取り。ラストは『クロコダイル・ダンディー2』を思い出しちゃった。