ブレードグーナー

第四の核のブレードグーナーのレビュー・感想・評価

第四の核(1986年製作の映画)
3.3
Fフォーサイス原作の映画化作品は「ジャッカルの日」「オデッサファイル」「戦争の犬たち」などありいずれも好きな作品で、本作は日本未公開であるがスパイ映画としてイギリスらしさ満載で面白い。原作もどれも面白い。
パーマーシリーズでもスパイ役を演じたマイケル・ケインが有能なスパイを演じる。対するは後年007シリーズでボンド役を演じるピアーズ・ブロズナン。こちらはソ連(ロシアではない)の非合法活動の優秀な工作員でイギリスに潜入してある事件を起こそうと画策する。冷戦時代ならではのストーリー。「ジャッカルの日」とわりと構造が似ているかな。「ジャッカルの日」に比べると少々地味でサスペンスでは負けるかな。とはいえきっちりと楽しめる職人的な映画。原作のほうが面白かったかな。
しかし80年代のフォーサイスブームって凄かったなとしみじみ思う。片っ端から読破していたのが懐かしい。落合信彦もその流れだったのかな。