てるる

第四の核のてるるのレビュー・感想・評価

第四の核(1986年製作の映画)
3.7
米軍基地内で核爆発を起こそうとするKGB工作員VSそれを阻止すべく動くMI5工作員。

MI5の工作員にマイケル・ケイン。
こちらは飄々としながらも有能なのが分かるし、時折挟まれる息子とのやり取りにほっこり。

対するKGB工作員に若きピアース・ブロスナン。
悪の007的な雰囲気で、少しずつ爆弾の材料を集めていき、女性と寝る。

007のような派手な戦闘やギミック的な要素は薄く、どちらかというと地味。

面白いのは、MI5側もKGB側も一枚岩ではなくて組織内でのゴタゴタや足を引っ張る輩がいること。

そしてラストで明かされる真相。
もはやこういう映画観すぎて驚きもしなかったけど、それでも主人公の気持ちを考えるといたたまれないよなぁ…。

もうちょい主人公の奥さんのことや、ブロスナン演じるキャラを掘り下げても良かったと思うけど語らない良さもあって難しい。
ストーリー的にはコンパクトにまとまっていて見やすかった。
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