オーウェン

第四の核のオーウェンのレビュー・感想・評価

第四の核(1986年製作の映画)
3.6
スパイ映画だが情報戦が主のため前半はかなり混んがらがる。
特に敵味方はっきりせず裏で何かをという人物が多く、それを取っ払う意味で主役のマイケル・ケインとピアース・ブロスナンに注目した方がいいかも。

ケインは与えられた核に接触しそうな人物に目をつけて追跡捕獲へ。
ブロスナンはソ連兵で、核を使用するため暗躍するスパイ。

珍しいのだがブロスナンは最初は好青年のように見えて、実は暗殺や諜報活動がお手のものという敵役なのだ。
当時はブロスナンは4代目の007に推薦されていたというのが、この役柄を見ればよく分かる。

緊張感をはらんだ終盤はいかに核を止めるのかというサスペンスと同時に、もう一つ裏の任務も見えてくる。

「裏切りのサーカス」だとかスパイものは傑作が多いが、それに迫るほどのクオリティが感じられる。
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