エアール

デス・ロード 染血のエアールのレビュー・感想・評価

デス・ロード 染血(2007年製作の映画)
3.3
エミリー・ブラント × アシュトン・ホームズでおくるB級ホラー作品。
ジャケには”染血”と
なにやら心中穏やかじゃない文言がはっきり記載してありますが
血が目立つようなシーンは
なかったような気がします、笑


さて
クリスマス休暇に帰郷するため
掲示板にあった同乗者求むのチラシを見つけ
車に同乗させてもらい
故郷を目指すひと組の大学生男女。

運転手の男は近道をしようと
女が反対するのを押し切り
本線から脇道の606号へ入り雪道を進む。
すると少し進んだところで、
突然現れた対向車と接触、当て逃げされてしまう。

そのせいで車は車道を外れて激突、動かなくなってしまう。
雪深い山奥、凍てつく寒さの中
立ち往生するはめとなり
車内でひたすら助けを待つ2人。
そんな彼らを次々と不可解な現象が襲う。

この606号線はいわくつきの道らしく
不可解な現象についても
かつてこの道で起きた事件、事故に関係しているらしい。
さて、無事に故郷へ帰ることはできるのか…


おんぼろ車、
ニーチェの永劫回帰、何度も繰り返されるある瞬間、
車のクラッシュ、
電波が繋がらない携帯、
消えてるタイヤ痕、
積み忘れで食料なし、
事故によるガソリン漏れ、
隠し事をしている同乗者、
どこからともなく現れては消えてゆく僧侶たち、
謎の通行人、
何度も現れる得体のしれない不気味な警察官、
森を抜けた丘の上には崩れ落ちた家と凍死した死体が多数、
突然流れ出すラジオの曲、
かつてこの小道から崖下に車が転落し、炎上した事故と犠牲者、
悪夢の繰り返し…


すべて幻なのか、はたまた現実なのか…
エミリー・ブラントが相手なら
アシュトンが言ってたことも
分からんでもない、笑
ーー君とならこの人生を繰り返すのも
そう悪くないのかも…、か
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