ゾンビランドシリーズでエマ・ストーンにドハマりしてしまったのもあり，ちょうどよく短い尺でNETFLIXで観れるとあって鑑賞。「そうはならんやろ」とツッコみたくなる荒唐無稽な展開によるおバカな学園コメディではありますが，文学作品に絡めたネタやどこか風刺的な内容など意外と知的でウィットに富んでいて，最後にはなんかハートフルな良い話を観たような気分になれる良作でした。大爆笑コメディというよりは滅茶滅茶オーバーにユーモラスな青春の1ページを描いた寓話って感じ。まぁでもそこそこ笑えるところもあります（少なくとも私のツボでは）。
ちなみに邦題はここまでズレてるのも中々珍しいくらい全然内容とマッチしてません。まぁ日本劇場未公開作品なので仕方ない……か？
『ゾンビランド：ダブルタップ』でも思いましたがストーンは本当に表情が豊かというか，言葉のないリアクションで感情を表現するのが上手ですね。ちょっとオーバー気味にやってもハマるのでこういうコミカルな作品には確かに向いてるような気がします。
クライマックスのシーンは今の視点から観ると何だか感慨深いですね……あんた後にミュージカル映画でオスカー獲るんだよ。
ストーン以外で言うと，オリーヴ（エマ・ストーン）の母も娘のよき理解者たるめちゃくちゃ良いお母さんって感じで素敵。
校長先生が『時計じかけのオレンジ』主演のマルコム・マクダウェルなのは観終わるまで気づきませんでした…。
