アメリカでは古典文学作品を映画へと翻案するブームみたいな流れがって、この作品もその一つだろうと思う。この作品は、ナサニエル・ホーソーンの『緋文字』を元にした映画である。
友達に見栄を張ってしまった主人公オリーヴ(エマ・ストーン)の嘘は瞬く間に学校中に広まり、ビッチ認定されてしまう話。
古典作品の翻案の面白いところは、現代の女子高生の悩み事が、古典作品に登場する昔のヒロインの悩みと同じだという驚くべき発見が出来るところだ！！
映画全体に散りばめられたユーモアも最高で、オリーヴの弟が養子だとかゲイの友達とか当たり前のように多様な人間が出てくる。
主人公のオリーヴにはちゃんと親友もいるし、学校中から「アバズレ」と思われてしまうが、結構元気にやっているのも見ていて楽しい。オリーヴは親友のマリアンヌと絶交してしまうのだが、「絶交したけど親友を辞めたわけじゃない」と彼女は言う(最高)
