てるる

UKギャングスター イギリスで最も恐れられた男のてるるのレビュー・感想・評価

3.7
何故か「ライズ・オブ・フットソルジャー(原題)」と邦題を変えて最近再販された作品。

フーリガンの存在が日本で広く知れ渡ったのは日韓ワールドカップあたりからかな。

その時も危険な集団みたいな報道のされ方だったけど、この映画観たら予想を超えてた。

もはやサッカーそっちのけ。
相手チームのフーリガンと喧嘩しに行ってるのか?てくらい。

これは悪名高いウェストハムのフーリガンから、暗黒街で名を馳せるようになったカールトン・リーチの半生を描く実話。

前半のフーリガン同士の争いも凄まじいけど、裏社会に関わるようになってからが本格的。

麻薬の密売に手を貸すだけでなく、拷問に殺人も行う。
そこそこバイオレンスシーンもあったりするので苦手な人は注意!

このカールトン・リーチという人、タダの筋肉バカではない。
トルコのマフィアと関わってから、ある意味限界というか引き際を知ったのかな。

そしてお金よりも暴力に魅せられていたのか、仕事ぶりは実直。
でも女性に対する態度はクズ。

中盤からはカールトン・リーチ自身よりも、
リーチの兄貴分とその仲間の横暴っぷりがヤバすぎ。
一般人だろうが容赦なくボコる。

そして悲劇が起こるんだけど、その真相を巡る話に。
でもそれが意外と物語を引っ張って最後まで飽きずに観られた。

フィルマに使われてるのは昔のジャケかな。
めちゃくちゃダサいけど、新しい方のジャケはなんだかカッコイイ。
てるる

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