何故か「ライズ・オブ・フットソルジャー(原題)」と邦題を変えて最近再販された作品。
フーリガンの存在が日本で広く知れ渡ったのは日韓ワールドカップあたりからかな。
その時も危険な集団みたいな報道のされ方だったけど、この映画観たら予想を超えてた。
もはやサッカーそっちのけ。
相手チームのフーリガンと喧嘩しに行ってるのか?てくらい。
これは悪名高いウェストハムのフーリガンから、暗黒街で名を馳せるようになったカールトン・リーチの半生を描く実話。
前半のフーリガン同士の争いも凄まじいけど、裏社会に関わるようになってからが本格的。
麻薬の密売に手を貸すだけでなく、拷問に殺人も行う。
そこそこバイオレンスシーンもあったりするので苦手な人は注意!
このカールトン・リーチという人、タダの筋肉バカではない。
トルコのマフィアと関わってから、ある意味限界というか引き際を知ったのかな。
そしてお金よりも暴力に魅せられていたのか、仕事ぶりは実直。
でも女性に対する態度はクズ。
中盤からはカールトン・リーチ自身よりも、
リーチの兄貴分とその仲間の横暴っぷりがヤバすぎ。
一般人だろうが容赦なくボコる。
そして悲劇が起こるんだけど、その真相を巡る話に。
でもそれが意外と物語を引っ張って最後まで飽きずに観られた。
フィルマに使われてるのは昔のジャケかな。
めちゃくちゃダサいけど、新しい方のジャケはなんだかカッコイイ。