両親を惨殺されたトラウマからトレーニングを欠かさなかった主人公が、心を閉ざした弟のためにヒーローになる物語。
思いもせぬ活躍、挫折、再起という王道ストーリーだが間違いなくB級。でも嫌いじゃない。
マスコミ、警察に体良く使われても弟のため、使命のために奮起する姿は実に健気。(唐突に一線も超える)
切なさの残る終わりも好きだった。
設定は重いがたまにカットインするコメディ演出や、ガチのアクションシーンが良い塩梅。
凄まじくキレのあるアクションなのに、着替えや坂を駆け下りる時などは素人さ満載の動きでギャップが面白い。
『キックアス』や『スーパー!』を彷彿とさせる良いヒーロー映画だった。
ところで邦題は何故に『ミラージュマン』から変えたのだろう…。