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ゴースト・オブ・ミシシッピーのlemmonのレビュー・感想・評価

3.7
1963年に黒人活動家のエドガーエヴァーズが殺される。犯人は白人至上主義のゴミ。しかし、当時のミシシッピーでは陪審員も白人男性で占められ無罪判決。時は25年後の1988年、諦めることのなかったエヴァーズ夫人と、担当することになった検事が真実を明るみにするため奮闘する。

最初から事件の真相はわかっているし、結末も想像はつくが、真ん中に検事のボールドウィンを据えてドラマが展開。事件以外にもこの検事の私生活にも当然の如く変化が生じる。

犯人演じるジェームズウッズがなかなか強烈。
人種差別もここまでくるのかと、頭のおかしい精神に異常をきたした、こいつこそ病気ではないかと思いたくなる振る舞い。少しやりすぎていると思うが、気持ちよく嫌いになれた。

未亡人役はウーピー。彼女がこの役をやるにはコメディ色が強いかなあと思ったが、途中から気にならなくなる。30年、、、グッと堪えて噛み締めて生きてきたであろう夫人を冷静に演じる。ウーピーは引き算もできる人。ゆえにクライマックスは感涙🥲。

ひとりひとりの人種、人格、、、
弁護士が揚げ足をとるように批判する様に怒りを覚えたなあ😡。

本作知れたことが良かった。
映画としてはなかなかといったところ。
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