元祖（では絶対に無いだろうが）田中みな実、もしくは弘中綾香、ただもはやこの「あざとい」とされるタイプが「悪女」と変換される時代は終わっているし、なんなら皆もっとしなやかに もっとしたたかに生きたいと思いながら憧れを持つフェーズへと突入しているわけで、『生まれながらの人生巧者』とでもタイトルを改めるべきかもしれない。確かに叔母の下りに関しては不誠実極まり無いが、彼女はただ「転べば良いなぁ…」と思っているだけで、後は周りが勝手に転んでいるだけ、むしろ足元をすくわれる方が悪い様な気がしてしまう。己が幸福の為に他を犠牲にするなど皆当たり前にしている事で何を今更取り立てる必要があろうか、人間が信用に値しない生物であるなど自明の理、とそんな生き方をしているもので「へぇ」くらいにしか思えなかったのが正直なとこ。誰かを追うより誰かに追われて生きる方が労力が少ない、俺も顔面良くて背高くて金持ってたら幾らでもこんな生き方をしている。まぁでも誰とも友達になれないなと思った。悪意も無ければ反省も無い乾いたラスト、あの逞しさは見習わなければいけない。

【レベッカ】のジョーン・フォンテイン主演、
ニコラス・レイ監督による【ラブ（・サスペンス
・コメディ）】。

田舎育ちをコンプレックスに持ちながら、都会の豪華な暮らしに憧れを抱くクルスタベル（ジョーン・フォンテイン）。クリスタベルは、何が何でも地位と名誉を我が物にしようと、純真無垢と冷徹非道の本心をうまく使い分けながら、あれこれと策略を巡らす…。

冒頭からドタバタ忙しい。途中まで主役があやふや
で、プロットというか、ジャンルがハッキリ分から
ないタイプかな。
だが、クリスタベルの登場から、【先への予兆】
を発生させている。

テンポは良いが、前半一部、繋がりが不自然と
感じる箇所があった。

クリスタベルの策略なのかは、40分前辺り
から露呈
、炸裂しだす。
そのあとのカーティスとニック連続手玉シーク
エンスは凄い。
男を嗾（たぶらか）す可愛い系美女の彼女の笑みは
、正に【小悪魔】だ。
対してドナ（ジョーン・レスリー）は、正統派の
美女。

果たして、クリスタベルはどちらを⁈、、
なんて予想は甘かった、、。
落とし所はそこじゃなかった。
ピンチも言葉巧み、笑顔で切り抜ける。

昔も今も現実的に存在する女性像でもある。
嘘は必ずバレる。

終盤、◯◯ていたからこその、、2人もいた。
（有名な愛の名言がこんな昔から）

少し急展開から、、
ラストは、諺（ことわざ）にもある通り、、。
だが、彼女は、、尻込みせず、もはや天晴れ！
ここまで堂々とした可愛い小悪魔なら観ている者も
許せてしまうくらいだ。

ニック役、ロバート・ライアンは、登場からして
チャラいイメージなのだが、、男らしかった。

1人浮いた⁈キャラ、画家のガビー（メル・ファー
ラー）は、いつだって冷静沈着で締めてくれる。

• #Kマイコレ
• #ニコラス監督開拓
• #ジョーン♡

胸糞悪ッ！😏

冒頭からどこか怪しげな女。
フェードアウト寸前の絶妙な表情といい素晴らしい！

ジワジワと迫りくるヒロインの欲が、ある種ホラーのようで、撮り方、テンポ、抜群だった！

ジョーンレスリー良かった！
ライアンもさすがの安定感。

比べて後半盛り返したがフォンティーンは一人で別次元を生きているかのようで違和感。
これがうまくいってるようにも思うし、思わないし😅

前半はブサイクで、衣装も似合っているとは思えなかったが、後半は格段に美しく、うっとりさせられた。個人的にフォンティーンは不思議な女優で、ブスと美人を行ったり来たり。

あの眉毛をひくひくさせる独特の演技もハマると最強！

なんだかんだ好きなんだな、きっと😆