不思議惑星キン・ザ・ザの作品情報・感想・評価・動画配信

『不思議惑星キン・ザ・ザ』に投稿された感想・評価

七海

七海の感想・評価

3.6
ディストピア最高。滅びた国の遺産みたいな宇宙船がかっこいい。始まり方も終わり方もボタン押すだけ、一瞬なのがある意味恐ろしくて良い。
日常からふと不思議な世界に迷い込んでしまうやつ大人になってもずっと憧れてるよ。
ウサミ

ウサミの感想・評価

4.3
設定や世界観、キャラクターなど、かなり歪でヘンテコながら、次第にのめり込み、最後には何か壮大な作品を観てしまった…!という後味のある、かなりユニークな作品。
起承転結の「起」までの圧倒的なテンポ感、不条理感。そこから未知との遭遇を経て、不思議惑星キン・ザ・ザのルールが分かってくる快感。
冒頭の20分くらいで完全に映画の世界に入り込めた!

コメディ、B級映画、といった類の匂いを纏っているが、SF映画としての世界観は徹底されており、小道具や背景、キャラクターの細部に至るまで、「異文化」が詰まっている。
地球の常識から外れた世界の放浪記は、裏切りや騙しに満ちており、意図せずこの世界に引き摺り込まれた地球人の2人は何度も翻弄される。
キン・ザ・ザ特有の倫理観、差別意識に振り回されて辟易しながらも、ついつい異世界と「地球」を重ね、いつしか身近さや普遍性を見出してしまう展開も、SF映画としてこれまた味わい深く、奥行きがある。

マッチ一本が素晴らしい財だったり、ステテコや鼻につけた鈴が階級を表していたり、「クー」の一言でたいていの表現が可能だったり… 異文化との邂逅はやっぱり面白い。

いつしか、理不尽な侵略と強欲にまみれた砂の惑星と、地球の「何か」を重ねずには居られなくなる。もしかしたら本作は何らかの風刺なんじゃ無いか…?というシニカルさを感じた。
とはいえ、作品に説教臭さが無いので、そういう社会派なメッセージが前のめりに出てくることはなく、シンプルに異世界での放浪SFとして、素直なエンタメ映画としてみても、抜群に楽しめる。

「心を読んでみろ」
「妻は今頃どうしているだろうか…」
「もっと表層の部分を読んでくれ」
とか、サラッと良いスパイスを入れてたりして、中々好きが爆発する良い映画だった。
natsumi

natsumiの感想・評価

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自分の惑星に帰りたいと胡散臭いことをいう男が持っていた装置で惑星ブリュクに瞬間移動してしまった男二人がどうにかして地球に戻る方法を探す。えー、ずっとぶっ飛んだSFアドベンチャーだと思ってたら超ゆるゆるでシュールな宇宙コメディだった。惑星には不条理なルールだらけでもなんだかんだちゃんと生活できるようになる二人に愛着が湧いてきてからのオチが良い。地球人二人が始終レイフ・ファインズとトニー・レボロリにしか見えなかった。
スターリン体制を批判したシュールなコメディ。お風呂で裸のおじさんたちと最高指導者が何やらイチャイチャしていたシーンが印象的。登場人物が裏切り者だらけで、騙され続ける主人公一行。おバカ映画の雰囲気があるけれど、不思議な魅力のある映画。
HALK

HALKの感想・評価

4.3
大学時代に映画館で観た。
独特の世界観のSFとユルいコメディタッチな加減が良い。
キンザザ、ザルドス、ブラジルと大好きな珍SF3つの1つです
クー!!
(ゆるい!!ひたすらゆるっゆるのSF映画。
知らん惑星でそんな簡単に人を信じたらいけん!!と若干もどかしいが、でもそこもなんか魅力的。こちらの肩の力まで一緒に抜けちゃうので、お菓子とコーヒー片手にダラダラ昼下がりに観るのがいいと思う。体感時間長いので。長いんだけど決してつまらなかったとは思わせないちょっとほろ苦いラストも素敵。)
Sayoko

Sayokoの感想・評価

4.1
ゆるさの裏の反骨精神

最初は意味不明、途中で笑っちゃって、後半はな?となく考えちゃう、奇天烈系だけど思ったより深い作品だと思いました
世界観の完成度が素晴らしい。ディストピア感がたまらなく好き

クー!
ロシア留学中に何回も見た。心温まるストーリーで涙なしには見られません…(嘘)

いやしかし実際、なんだか変なとこに来てしまった…という当時の自分の心境も相まって、これは好きな映画になった
ダイナ

ダイナの感想・評価

4.2
謎の惑星に突然飛ばされた野郎2人のヘンテコSFロードムービー。地球への帰還を手探りする2人に襲い掛かる困難、踏んだり蹴ったりの旅路にて駆け引きを学び土地の習わしに身を委ねていく様が面白いです。過酷な環境で出くわす人間(?)達は大方非情ではあるもののどこか憎めない。見渡す限りの砂地や荒廃した錆臭そうな屋内、アレハンドロ・ホドロフスキー味を感じる空間、惑星固有造語などの不思議探究心をくすぐられるビジョンやアイデアが魅力的。シビアな環境下なのに繰り広げられるどこか抜けた会話、時にセットを用意し時に合成映像で表現されたSF世界と可愛らしいBGM、緩やかながら急に変な方向に曲がるような印象の間の取り方、オフビートな雰囲気が良い意味でぬるま湯に浸かっているような気持ちにさせてくれます。クー!

体制を皮肉った内容が当時ソ連の検閲をくぐり抜けたのは、風刺描写を違和感なく溶け込ませた舞台設定とストーリーテリングの素晴らしさによる所。カラーは全然違いますが、エンタメに上手く混ぜ込んでる辺りに「〜半地下の家族」のような悲喜劇の裏にあるメッセージ性の面白さに魅力を感じます。
竹林

竹林の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

不思議惑星キンザザはソ連で作られた映画。これほど脱力感のある映画があるだろうか。地球人にとっては奇妙な事が次々と起こる。様々な星を巡りながら地球に辿り着く為に奮闘する主人公達と星人達とのやりとりが面白い。その星では高級品である"カッツェ"マッチ棒やそれを沢山持っていると赤いズボンが履けるなど内容が独特。ほっこり観れる。
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