喜連川風連

不思議惑星キン・ザ・ザの喜連川風連のレビュー・感想・評価

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
4.5
ようやく見られた。。大好物なシュール映画だった。見た目がおっさんの悪ふざけみたいな挨拶の数々。

何が顔2回叩いて「クー!」だ。最高。子ども騙しの演奏に拍手喝采って。

1人映画館で爆笑してたが、周りの人は全く笑っていなかった。にしてもソ連当局がよく許可したなと感慨にふける。

「地球には階級のない社会がある!」
「それじゃあみんな目標を失うじゃないか」
社会主義社会への痛烈な皮肉。これは当時のロシア社会でカルト的な人気になること間違いなし?

内側から見たら奇妙と分からない習慣の数々は、当時のソ連を西側諸国から見ているようだし、「飛んで埼玉」のような破壊力があったのでは?

鑑賞者は、常識の全く違う未開の民族に出会う瞬間を追体験できる。

モンティ・パイソン好きの自分にはたまらない雰囲気の映画でした。
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