このレビューはネタバレを含みます
映画にのめり込む切っ掛けの一つになった映画。
好きなシーンは、不注意にもマシコフがテレポーターのボタンを押してしまい惑星プリュクヘ転移させられるところ。凝った演出もなく、ボタンを押した次のカットでただ場所が変わるだけ。こんなのでテレポートを表現していいんだ!むしろリアリティあるな!と初っ端から既成概念をぶっ壊された。
ソ連社会の風刺という事を抜きにしても十分面白い。文化人類学のドキュメンタリーを見せられている気分になるし、それ以上に登場人物たちを誰も憎めないのだ。
キンザザは王道アドベンチャー映画である。