たた

不思議惑星キン・ザ・ザのたたのレビュー・感想・評価

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
4.0
起立!気を付け!クー!
/(・ε・)\
〈 〉

映画のコピーでよくありそうな、
「ラスト5分の衝撃」とか、
「あなたは必ず涙する」とか、
に例えるというワケでもないですけど、

この映画をラストまで観たなら、
あなたは必ず、クー!をします…
「必ず」です…抗えない引力があるのです…恐ろしあ

この引力から逃れられる人がいるとしたら、途中で観るの止めた人ですかねー。
つまらないとか、退屈って言われても否定出来ない映画なので…

ロシア系特有の物悲しい旋律をバックに、展開されるのは、
ゆるーい異星人(小汚ないおっさん)達のドタバタで支離滅裂な異文化社会での出来事と、
その星にワケも分からずやって来てしまった地球人二人の、脱出までのあれやこれやです。

文化や価値観が違い過ぎて、何とも分かり合えない地球人とおっさん達。
最初はお互いに相手を利用しようと、目的と損得勘定のためだけに、行動をともにしますが…

助け合いや裏切りや、別れや再会を経て、芽生えてくる感情。
「地球には帰りたい、しかし…」
主人公ウラジミールの、選択と決断。
人としての尊厳を貫く姿勢に感動せずにはいられません。

ラストシーンのクー!には、不覚にも泣きそうに( ;∀;)
「映画史上最も切ないハッピーエンド」と言われたバタフライエフェクトのラストシーンに、通じるものがあります。

クー!なくしてこの映画は語れない。
もう一度言います。
最後まで観たあなたは必ず、クー!をします!

/(´Д`)\
〈 〉
たた

たた