m

天使の入江のmのレビュー・感想・評価

天使の入江(1963年製作の映画)
3.0
刹那的に金を使える経験。それはそれである意味特別な体験だと思った作品。清々しいファムファタールっぷり。

ギャンブル依存をこんな軽く、オシャレに描けるなんて素晴らしいと思った!ジャンヌ・モローさんの美しさ、また比例するようにファムファタールっぷりが素晴らしい。お金スッた後に飲み代請求できちゃうのは、単にジャッキーを演じたのがジャンヌ・モローさんだからだろう。

パリの銀行で働くジャン(クロード・マンさん)は、同僚に連れられて訪れたカジノで大当たりする。すっかりギャンブルの魅力に取りつかれた彼はカジノ通いの毎日を送るように。そんなある日、カジノで出会ったブロンド美女ジャッキー(ジャンヌ・モローさん)と意気投合する。彼女とパートナーを組んでますますギャンブルにのめり込んでいく。そんなストーリー。

ある番組で加賀まりこさんが、二十代の時にパリに行きシャネルでオートクチュールのドレスを何着か作って貰ったと話していた。今考えると贅沢だったけど良い経験だった、だって目の前で自分ひとりだけのためにランウェイをしてくれるのよ。と話していた。
ジャッキーは真面目に病気。病気なんだけど、ある意味で一般人には出来ない・やらない体験をしていた。それはそれで素敵な時間・お金の使い方ではないかなぁと感じた。

まぁ、文無しになっても泊めてくれる男がいるような美人しか出来ない体験だけどね笑
その美貌はフルに使って楽しむべきだ。

ハッピーエンドだったけど、これからもジャンはジャッキーに手を焼きそうだ。

ミシェル・ルグランさんの曲はやはり心躍る。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ☆☆☆☆☆
m

m