What a Christmas !!!

1945年公開モノクロ・クリスマス・ラブコメです☆

ほぼワンシチュエーションで繰り広げられる、嘘と勘違いと愛と料理！

牛と馬でさらにドタバタが加速するっ♪



料理や農場のコラムで人気の主婦記者エリザベス。

突然社長から、クリスマスに帰還兵ジョーンズを農場に招いてもてなしてくれ、なんなら儂も行くからよろしく！と言われる。

しかしなんとエリザベス、実は料理も出来ないし結婚もしていなかった！！

やべぇ……
だが、クリスマスにクビになるわけにはいかねぇ。

と、以前から好意を寄せてきてるジョンを夫ということにし、レストランのシェフを叔父として呼び、即席の家族で社長たちを迎えることにするのだが……



観ているこっちがハラハラするわ( ﾟ∀ﾟ)ﾉ

エリザベスなんも出来ないしw
私だってもう少しマシよww

そこに他人の話を微塵も聞かない社長とか、英語よく分からないシェフとか、自分大好きジョンとか、誰のか知らんが赤ん坊とかが出てきて、もうひたすらてんやわんや♪

ん～こういうドタバタはこの時代ならではですよね！
見せ方も脚本も本当に上手くて、コテコテでも十分楽しめちゃう！！


さらに特典には20分程の短編あり。
『Star in the Night』
なんと監督はドン・シーゲル！！

これがまた王道なのに泣ける傑作っ(*´艸`)

クリスマスの夜にドヤドヤと集まった人たちが、ギスギスしていたもののクリスマスの奇跡でニコニコになるお話でした♪

人の優しさ、温もりを感じることの出来る短編なので、是非こちらも併せてご覧頂きたい！

まさに求めていた、軽妙洒脱で心温まるクラシック映画。主演が大好きなバーバラ・スタンウィックということで期待値MAXだったけど、さらにそれを越える素敵な作品に出会えました！

2週間海の上を漂流した帰還兵のジョーンズは、救出された先の病院でとある看護師と仲良くなる。家庭の暖かさをジョーンズに感じさせたいと考えた彼女は、雑誌の料理コラムで有名なジャーナリスト、エリザベスの家に招待してもらうことを考えるが、実は彼女の正体は料理が全くできないゴーストライターだった...。

文才はあるが料理が全くできないジャーナリストと、帰還兵の男性の間に芽生える淡い恋を中心に、それを取り巻く人々のドタバタを描いた、まさにこの時代らしいスクリューボール・コメディ。
仕方なく嘘をつかなければいけなくなり、どうにかこうにかやり過ごそうと努力するエリザベス役をバーバラが好演。同じ人を騙す役柄とはいえ、『深夜の告白』で見せたような悪女っぷりは封印し、とにかくお茶目でマイペースなヒロインぶりがハマり役でした。
相手役のデニス・モーガンは本作以外では出演作を観たことがなかったのですが、どこかクリス・プラットやチャニング・テイタムを彷彿とさせる愛嬌も筋肉も備えたイケメン！（笑）個人的にバーバラの相手役No.1は『教授と美女』のゲイリー・クーパーだったのですが、それに並ぶくらいのナイスカップルぶりに終始キュンキュン。最後まで楽しめました。

後半特に怒涛の展開を見せるので、かなり無理な設定もありつつも（笑）登場する人々がみんな他人の幸せを考えて行動できる素敵なキャラクターだったので、そんな細かいことも考えずに観られました。特にエリザベスの代わりに"ゴースト"シェフを務めるフェリックスが特にナイスキャラ！
ちょっとしたカメラワークも粋なものばかり。馬車に乗る2人を家の窓からイェードリーが追いかけるシーンだったり、雪の中での胸キュンシーンだったり、ラストの主要人物が一堂に会して畳み掛けるスピーディな会話シーンだったり、目を見張る素敵な演出が盛りだくさんでした。

後にリメイクされたのも納得の良作でした！クリスマス要素はあまりなかったですが！（笑）

バーバラスタンウィックのファーストシーンが良い😊。
ジャンキーっぽいご飯食べながらタイプライター、そしてミンクのコート。絶対嘘やん🤣。

スタンウィック演じるヒロインの叔父S.Z.サカールと、家政婦のウナオコナーが楽しい😆。


雑誌で家庭料理を掲載している田舎暮らしの人気コラムニスト。帰還した兵士を家に招くこととなったが、彼女は料理未経験で、田舎暮らしも何もかも雑誌に載せていた記事全て嘘。
何とか乗り切ろうとする物語😅。

とても気楽に楽しめました！


今回再見。14年前見た時はあまり好みではなかった様だが、映画は観るタイミングで感想が変わるのだ😏。