パピヨン

わるいやつらのパピヨンのレビュー・感想・評価

わるいやつら(1980年製作の映画)
3.6
松本清張の原作は1960年に連載されたので、62年前の作品ですねー。人間のブラックポケットは昔も今も変わらないってことですか。野村芳太郎監督が手掛けるのも6作目?になってまして、松竹のドル箱ジャンルと化してました。
病院長の信一(片岡孝夫)は経営難に苦悩しておりまして、妻とも離婚に向けて別居中で、その慰謝料も必要です。愛人のチセ(梶芽衣子)から金を巻き上げては補填する自転車操業です。他にもたつ子(藤真利子)、トヨ(宮下順子)と手持ちの駒がありますが、新たにデザイナーの隆子(松坂慶子)とは、結婚にまで持ち込みたいと考えているのです。そのためには更なる多額の金が必要で、どこから搾り取るか画策しています。しかし、たつ子の夫の急死に関わったことから、周りの人間を巻き込んでの狂乱に向かうのです···。
藤田まこと、緒形拳、渡瀬恒彦ら男性陣が、上手いスパイスを効かせます。
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