さりさり

わるいやつらのさりさりのレビュー・感想・評価

わるいやつら(1980年製作の映画)
3.5
京都の料亭の女将、金持ちの材木屋の嫁、美人新鋭デザイナー、そして色気で迫る看護婦長、そんな女達に次から次へと手をつけまくる大病院の院長。

そんな性悪男を演じたのは片岡仁左衛門。
え〜、誰、この人。笑
全然モテそうに見えないけど、昔はこういうお顔立ちが人気があったのかな。
この手の男は女性の扱いが上手いんだろうね。
ちょいとキケンな香りもするし。
にしても、よくもまぁ次から次へと…。
この男、何歳の設定なんだろう?
ずいぶんとお元気なことで。
スタミナありますなぁ!
(いや、ただの女好き?)

宮下順子はワルい女だねぇ。
でもこの役、女優ならみんなやりたい役どころだろうね。
陰で糸を引く、したたか女、ゾクゾクするわー。

藤真利子、微かに見えるニキビ跡。
まだあどけない。
青い、というか、幼稚。
すぐ感情的に騒ぎ立てる。
こういう女は苦手だなぁ。

その点、梶芽衣子はキモが据わってる。
気持ちいいくらいワルい女! 笑

松坂慶子は綺麗すぎる。
綺麗すぎてデザイナーには見えない。
デザイナーはちょっとトボけた顔の人の方がそれらしく見える。(←失礼)

途中で仁左衛門の妻子が出て来た!
こやつ、結婚してたのか!
独身だったら、いくら遊んでても罪はないかなと思ってたのに。

ただ軽く遊んでいただけなのに、些細なことから悪に手を染め、その後はどんどん泥沼にハマって行く。
逃れられず、重ね続ける罪。
向かう先は身の破滅への道。
それもこれも、結局は女のせい。

男をダメにするのは、いつの時代も女。
男より女のほうが一枚もニ枚も上手だと思った。
さりさり

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