Makiko

路傍の石のMakikoのレビュー・感想・評価

路傍の石(1960年製作の映画)
3.5
普通に仲良くしていた同級生たちが、身分が変わった瞬間にギスギスした関係になるのを見ていて辛かった。魯迅『故郷』の逆パターン。
ワイドスクリーン画面の端から端へ駆けていく吾一ちゃんの活力、嫌なことは嫌と言える潔さに希望を見出せるものの、基本的には「子どもが大人の理不尽な都合で辛い目に遭わされる」という王道パターンのすごく可哀想な話で、しっかり涙腺を刺激される。だから何度も映画化されているんだろうな。
原節子特集も残すことあと3本。
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