ミュージカルとして名高い本作ですが、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世という黄金コンビによって手がけた作品の1つ。なので全体的に『オクラホマ!』『南太平洋』と雰囲気も楽曲もそっくりだったんですが、あまりにストーリーが異色なので個人的には3作の中で一番印象の強いミュージカルになりました。 まさか、まさかの展開。そしてラストはミュージカル史上に残る甘酸っぱさというか、切なさというか...。 楽曲も歌うシーンが多かったけれど、'June Is Bustin' Out All Over'の『ラ・ラ・ランド』を彷彿とさせるカラフルな衣装を身にまとった若者たちが踊るシーンが圧巻でした。ちょっと『ウエスト・サイド物語』っぽさもありつつ。 上裸で男たちが踊りまくるのはちょいと暑苦しかったけど...(笑)。