石井桃子さんの原作は子供の頃何度も読んだ大好きな本ですが、この映画の鰐淵晴子さんは、ノンちゃん役としてはちょとミスキャストかな?不自然さはないですが、イメージとしては小林聡美さんあたりが近いと思います。
だいぶ前に子供と公共施設で公開されたのを見に行ったのでよく覚えていないのですが、バイオリンやバレエのご披露は原作にはそぐわないのではないかと思いました。
でもスタッフの丁寧な手仕事が好印象で、とくにオープニングのジオラマとか荒川の川の堤(多分)の映像などは見ていて感無量で何もいえなくなりました。
丁寧に作られた子供映画で、原作との多少ズレに目をつぶってみれば十二分に楽しめます。
ただ、会場にいた老年近い男性、小学生がいるのにペドめいた発言をしたのにのには腹立たしい思いでした。
小学生でもわかる子にはわかりますよ。
謹んでください(怒)。せめて口を開く前に周りを見回して見ましょうね。
映画ファンであることは軽率さの言い訳にはなりません。
(大事に作った子供映画 2018/5/24記)