せーや

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密のせーやのレビュー・感想・評価

3.9
TINTIN。
そう、小学生の格好の餌食、TINTIN。
なぜ、TINTINなのか…。

少年ルポ記者のタンタンは
ノミ市で、とある品物が目に留まる。
それは「ユニコーン号」と呼ばれる船の模型だった。

世界中で愛されるアドベンチャーコミック「タンタンの冒険」の3D映画化。
世界中の少年の心を鷲掴みにし、かくいう僕も鷲掴みにされた少年のひとりでした。

忘れもしない7歳の夏休み。
図書館に入荷したタンタンに夢中になり
何十回も読み返しました。
今では前作、家に保管されています(笑)。

そんな原作ファンからしたら、見慣れた漫画のタンタンが3Dでリアルに動いてると思うと、不思議な気持ちがして長いこと敬遠してました。
そしてついに、意を決して見てみたわけで。

結果、素晴らしかった。

ストーリーは原作の中の数本を組み合わせたストーリーに、オリジナルを交えています。
中心となるストーリーは、フランスの貴族アドック卿の遺した秘密を探っていくもの。

キャストには英国の名優が勢揃い。
ジェイミーベル、アンディサーキス、ダニエルクレイグ(!)、サイモンペッグにニックフロスト。

さらに製作陣には
おなじみスピルバーグにエドガーライトにピータージャクソン、さらにドクターフーのスティーブン・モファット。
申し分ないです。

イギリスの俳優ばかりですが、
これはタンタンはアメリカでは、あまり馴染みがないからだそう。
タンタンは、やっぱりヨーロッパで国民的キャラクターなんでしょうね。

そしてなぜティンティンなのか、と昔から思ってたけど、本来のフランス語の発音は「タンタン」だそうで。
ティンティンは英語読みだそうです。
デュポン・デュボンも英語で発音できないから、トンプソン・トムソンになったらしい。
日本語って素晴らしいね(笑)。

特典映像では、そういう小ネタやキャストのインタビューが楽しめます。

エルジェもきっと喜んでいることでしょう。

この映画に興味を持った人、もしくは気に入った人は、ぜひコミック版も見てほしい。
せーや

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