カンパッチー

恋愛ルーキーズのカンパッチーのレビュー・感想・評価

恋愛ルーキーズ(2006年製作の映画)
3.6
トッド・フィリップス監督作の中でも評価は低いけど、私的には面白かったです。

冴えない主人公がセミナーに通いだして自信を持っていく~的な流れはアダム・サンドラーのNY式ハッピーセミナーを思い出しましたが、こっちの講師のビリー・ボブ・ソーントンは最後までずーっととことんクズなのでかなりムカつきます。まぁでもジョン・ヘダーのママ男やナポレオンダイナマイトとまた違うかわいさや冴えなさが観れたことは良かった。相手役のアマンダもキュートです。

パッケージだと恋愛講師が冴えない童貞主人公を手助けしてはいく話なのかなと勘違いしていましたが、途中からアマンダを巡る恋愛講師vs主人公になってからが本当笑えます。くだらない争いからシャレにならないイタズラまでとことん争い、他のセミナーのメンバーたちも巻き込んで争っていくのですが、トッド・フィリップス監督おなじみ愛すべき変人が沢山出てきて彼らも良い味を出しています。主人公含めみんなセミナーを通して成長していっているので後日談では幸せになっていることに本当にほっとしました。

脇を固める役者にベン・スティラー、マイケル・クラーク・ダンカンと豪華だったり選曲も相変わらず良かったです。