hideharu

ロード・オブ・イリュージョンのhideharuのレビュー・感想・評価

2.3
2022.02.13レンタルDVDで再見。

イギリスのホラー小説作家である彼の今のところ最後の監督作品。これって95年の映画とありますけど実際に公開されたのは少し後ではなかったかと。それに日本ではビデオスルーになったと記憶しています。
だから日本ではアメリカ劇場公開版は陽の目を見なかった。自分も後にLDで鑑賞したのですがそれもディレクターズカット版だった。
それに冒頭ら辺のイリュージョンショウくらいしか覚えていなくて今回は再見でありながらほぼ感覚的には初見の気持ちで見れました。

地味な魔術対決を現代に置き換えた物にハードボイルド風な探偵物も混ぜてしまって単純な話が遠回しになり退屈で長い映画となった感じです。

イリュージョンのシーンは当時見てもダサかったと思う。そして結構CGを使っているけど今見るととんでもなくチープですし、ワザワザCGを使わなくてもって思ってしまった。
別件でニューヨークからロスに来ていた探偵が巻き込まれる事件。

12年前にカルト教団から少女の奪還し、教祖を殺した事件に関わった者が次々と命を落としていくのだけどなぜ今になってなのかよく分からなかった。
そして教祖がただの教祖でなく魔物だったみたいだけどその辺もよく分からない。
教祖を殺したうちの1人がイリュージョ二ストとして超有名になっていて、その妻と探偵がいかにもハードボイルド物のように恋に落ちたりと、とにかくやっていることが全て中途半端で適当な感じがします。

カルト教団の信者の描写はどことなく「ミディアン」っぽくてバーカーらしさもありますし、ゲイな彼ならではなスコットバクラのヌードが多かった。パンイチでうなされながら寝汗をかいている彼はエロい。乳首を見せないファムケヤンセンよりもエロかった。ちなみにこの頃まだバーカーはカミングアウトしてなかったけど。
そう言えば日本版のDVDにも特典として付いてる未公開シーンに全裸の若者がこちらに向かってくるのですが暗いシーンながらチンブラがハッキリと見えました。
映倫は特典映像まではチェクしてないのか?

この後もバーカーの作品は映画化されますがDVDスルーが多くて劇場公開されるような作品がないので残念です。
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