殺る気なマックス

白熱マフィア戦争/皆殺しの抗争の殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

2.3
これは酷い…
マフィア映画好きが見たいと思うものを何一つ見られない駄作

タイトルに対し中身は意外と地味なんだがそれ以前に
まるで6時間くらいかけて作られた映画のメインイベントだけダイジェストで見せられたような飛び飛びの内容で唖然

各キャラクターの心情もわかりにくいままマッハスピードで物語が進んでいくので
何ら感情移入できるキャラクターがいないままどうでも良い人間の人生ドラマ細切れに見せられるという地獄💧


【概要】
青年ビートはとある商売敵と揉め事となり人を殺めてしまうのだが
その土地の地主的存在である〝ドン・ジュースト〟に助けられ難を逃れる
しかし、しばらくしてビートの友人ミケーレが農民仲間とドン・ジューストに反旗を翻した事で
ジュースト直々にビートへ友人ミケーレを殺すよう指示が出る

ビートは悩んだ末始末し地位、名声を手に入れていくのだがミケーレを殺させたドン・ジューストへの恨みは消えてはいなかった…

【感想】
マフィア映画らしい
義理、人情、欲望からくる裏切りや抗争
そう言った良さを何一つ見せてくれない駄作
上述してるように話が飛び過ぎていて
今何起こっているのかわからん状態で見ているうちにそういう事だったんかと後追いで理解できる仕様になっていて
派手な銃撃戦とかあるわけではないのでドラマメインのはずなのに
誰が何を企て、考えていて
どういう行動しているのか
そして仲間は誰で今の敵は誰なのか等さっぱりわからぬまま突き進んでいくので
見てる最中の感想としては

「こいつが敵だったんかい!」

「今さらっと知ってるでしょ的な感じで重要人物ぽく名前出したの姿すらまだ出てないやつだけど誰じゃい!」

「昔からの大切な仲間が殺された!ってビートキレてるけどそいつとの描写なさ過ぎて殺されたそいつ仲間なんかすらもよく分かってなかったわwww」

って感じでツッコミ要素しかなく見ていてしんどかった

んでほんのわずかな描写でいつのまにか大勢仲間にしてたり
ビートが仲間に「お前を国会議員にしてやる」と言った次のショットでは国会議員になった仲間の祝いをしては
それをよく思わんジューストの手下が祝賀ムードの中ショットガンぶっ放しにくるわ

妊娠の描写もクソもなく突然生まれてきた息子がその後も全然出てこなくて息子との関係性も大した描かんくせにラストはそんな息子で締め括ろうとするわ
無茶苦茶過ぎる

マフィア映画好きで色々見てきたけど2000年以降のC級マフィア映画抜いたら
中々の駄作上位作品