いき

回る春のいきのネタバレレビュー・内容・結末

回る春(2011年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます


同監督、脚本の『愛の施術』はエロ中心と思いきや、精神面に重きを置きつつ意外とファンタジーでおもしろかったので、
こちら『回る春』もおもしろいかもと興味本位で鑑賞。

まとまりよかったから悪くはないけど、ファンタジーエロ映画『愛の施術』の衝撃を超えてこなかったな…

まず不倫ものなのがちょっとな…
ただの不倫エロ映画ではないけど…
ただ、終始画面が暗くて静かなトーンに眠くなる。
アルゼンチンについてもっと詳しいと、政治的抑圧とか難しいことも理解して見れたのか。

主人公の作家おじちゃんが渋くてかっこよかったからどうにか見れたよ…

つまり愛人ラウラの理想の男性(父親)像が、作家のパブロだった。最後は父親の支配を断ち切ることができ(物理)、優しいパブロに守られている。これからパブロはラウラを独占できる、と。負の連鎖を感じるぞ…
年齢差もあるから、不倫っていうより親子みたいに見えるシーンがあったり。
深く考えればそこそこ深まりそう。
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