虎舞羅ーコブラー

悪魔の棲む家の虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

悪魔の棲む家(2005年製作の映画)
3.7
実際に起こった事件を描く映画「悪魔の棲む家」(1979)のリメイク作品。

・あらすじ
1974年11月13日午前3時15分、ニューヨーク州アミティビルの豪邸に住むデフェオ一家が長男のロナルドによって射殺される。ロナルドは裁判の際、「あの家の悪魔に命じられてやった」と供述した。それから一年後、ラッツ夫妻が安さを理由に豪邸を購入。しかし、それが悪夢の始まりだった…。

・感想など
「死霊館 エンフィールド事件」でも触れられたアミティビル事件。つい先日、犯人である長男ロナルドが獄中で亡くなり、詳しい死因などは明かされないという奇妙な事があり記憶に新しいです。
デップーのライアン・レイノルズがラッツ夫妻の夫役を熱演。豪邸に住み次第に精神を蝕まれていくシリアスな演技は、彼のこれまでのイメージとは違い印象的でしたね。
1979年版も鑑賞していますが、やはり大きな違いは“見やすく現代的にアップデートされた”事でしょう。リメイク元は118分と長尺でしたが、今作では90分と短め。ホラー映画として見やすく、また描かれ方も現代的かつ実話に寄せているので好印象でした。もし見るのであれば、こちらのリメイク版を私はオススメします。

それにしても、長男の死因など詳細諸々非公開というのが何とも…引っかかるんですよね…。