クリスマスのお話といったら楽しくてドタバタしたものが多いけど、これは正統派というか、ちょっと現実的でしんみりした、クリスマスを忘れた大人向けのファンタジー。
あの手紙、昔父親のモーテルに置いてあった便せんってのがミソだったね。
うちもクリスマスには大きなツリーの下にプレゼントをたくさん置いて、翌朝息子たちが包みを開ける音を聞くのが楽しみだった。
次男が小学生のある年、ちょうどクリスマスが終業式の日だったので、さぞ自慢して来たんだろうと、
「友達にどんなプレゼントをもらったか話した?」って聞いたら
「サンタさんが来なかった友達がいるかもしれないから話さなかった」と言われハッとした。
サンタさんが来ないお家。
プレゼントをもらえない子供。
現実にはたくさんいるんだろうな。
家族が揃って、みんなが笑顔で楽しく過ごせたら、子供も幸せを感じるだろう。