健一

オペラハットの健一のレビュー・感想・評価

オペラハット(1936年製作の映画)
3.0
1936年 🇺🇸映画 モノクロ作品。


第9回アカデミー賞
最優秀監督賞(フランク・キャプラ)受賞。


田舎町で油脂工場を🏭営むディーズのもとに 大富豪でもある伯父の遺産が転がり込む。
彼はNYにある伯父の屋敷も手に入れるが 即座に金目当ての亡者達が集まってくる。
ディーズのことを記事にしようとする新聞記事のベイブは彼に近づき記事を書く事に成功する。
だがディーズは彼女が記者とは知らず恋してしまう。そして財産を狙う一味は彼を罠にはめようと集まり策を練っていた。

鑑賞前はてっきりミュージカル映画だと思っていました。

20年位前だったかな? アダム・サンドラー、ウィノナ・ライダー共演の「Mr.ディーズ」という作品があったが この作品のリメイクだったんですね。

フランク・キャプラ監督らしい人情喜劇。でもアカデミー監督賞を獲るほどではないと思うが、当時キャプラはアカデミーの会長を務めていたので彼に逆らえる人は誰も居なかったのでしょうね。
本作同様、権力の怖さをここでも感じる。

ゲイリー・クーパーは相変わらず 背が高くてカッコいい。
今回 金に欲がなく心優しい田舎者を演じているのだが、どうも今回は乗れない。
正直、ミスキャストじゃなかったかな?
イメージチェンジを狙ったのかもしれないが 本作ではゲイリー・クーパーの魅力は半減。本人もなんか ぎこちなく 演じているし やってても楽しくなかったのではないかな。

とにかく展開が超スピーディー。登場人物いっぱいで どいつもこいつもよく喋る! そして早口でまくしたてる。
まさに 早送りで映画を観ているよう。
冒頭、車を走らせるシーンなんて完全に早送りしていますし。

最近。古い映画を見るたびに 邦題にケチつけてばかりで、自分でも嫌になるのだが、
本作も 何故 「オペラハット」?
あの帽子のことですよね? 🎩
う〜〜〜ん???


😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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