みむさん

トゥー・ラバーズのみむさんのレビュー・感想・評価

トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)
3.5
ドストエフスキー「白夜」をモチーフにしていると後から知ったが確かにそんな話だった。

ホアキン・フェニックスが陰のあるちょっと病んだ男を演じていて、またもや彼が演じるキャラクターに幸せになってほしいと願いながら見てたんだけど。

でもこれタイトルも「two loves」だし、二股話なんだよね。
レナードも、ミシェルも、ロナルドもみんな二つを天秤にかけてるんだな。
浮かれたあとに悲惨な散り方をするレナード演じるのがホアキンだし、海のシーンあるし、最悪の事態に発展するんじゃないかと気が気でなかった。

こうやって折り合いをつけて都合よく前を向いて生きていくのも、良し悪しはさておきひとつの術かもしれない。