しちれゆ

トゥー・ラバーズのしちれゆのレビュー・感想・評価

トゥー・ラバーズ(2008年製作の映画)
3.6
劇場未公開らしいです。
婚約者に捨てられ立ち直れないレナード(ホアキン・フェニックス)はミシェル(グウィネス・パルトロウ)に一目惚れ。ミシェルのためなら地獄の果てまでも、と言わんばかりの献身っぷりの一方で親に薦められたサンドラもしっかりキープ。
ある日ミシェルに紹介された彼女の不倫相手はお金も地位もあり余裕たっぷりで、冴えないレナードは完全に負けてる。強みは自分は独身ということだけで、そこに賭けるレナード。引き出しの奥の虎の子を胸に人生初のカルティエでダイヤの指輪を買う。グウィネス(あ、ミシェル)が美しくて下僕になるレナードの気持ちもわかるけど…。
そして終盤の怒涛の展開。最後の10分で作品の色調ががらっと変わる。面白い!カメラを見つめてくるレナードの視線に『ジョーカー』のアーサーが仄見えるかのよう。
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