宍戸錠主演、長谷部安春監督の1967年製作のハーボイルド映画。
ジョーが組のしがらみから抜け出し、
次弟、藤竜也とともに抜けた組と対決する。三男岡崎二郎も兄二人とともに行こうとするが、宍戸錠が「お前はまだ真っ直ぐ生きていける」とあまり関わらせない。
モノクロのクールな映像がすごくいい雰囲気。撮り方がやたらカッコいい。ケンサンダースの唄うジャズというかブルースが印象的。
主要登場人物の役名にすべて色の名前が入っているところがニンマリ。
お前とはやりあいたくなかった、
ラストは元同じ組で強い絆を持つ二谷英明演じる白坂と、宍戸錠演じる黒木の白と黒の対決。銃声がすごく印象的。
収まりつかない破滅への決闘。
この作品も日活らしいスタイリッシュなヤクザ映画の快作。この年代の日活アクションはいい作品が多いな。
ジョーのハードボイルドにはモノクロがよく似合う。